会社の印鑑をつくる -ひとり会社設立編7-

会社の印鑑は何をつくればいい?

いち:「今後は印鑑を使う機会が増えてきます。
このタイミングで会社の印鑑を準備しておきましょう。」

かなえ:「はい!」

いち:「用意しておきたい印鑑は、全部で4種類。
加えて、会社名の入ったゴム印があると事務効率が上がって便利です。」

かなえ:「一つだけではなく、4つも必要なんですね。
使い分けないといけないルールがあるんですか?」

いち:「はい、ルール上それぞれ用途が違います。
それでは、それぞれの使い道を説明していきましょう。」

印鑑の種類

代表者印(丸印)

【用途】
これが、会社の実印になります。
法務局に登録する印鑑であり、会社にとって最も重要な印鑑です。
登記の際や重要な契約書に使用します。

【サイズや形状】
外枠と内枠の二層構造になっていて、外枠には会社名、内枠には代表取締役印と刻印します。
代表取締役は変わる場合があるので、個人名は入れないのが通例です。

会社印(角印)

【用途】
見積書や請求書、領収書などの日常的な社外文書に押すための印鑑です。
社外への信頼性にも影響するので、きちんとしたものを作っておきましょう。

【サイズや形状】
四角い形の中に、一般的には○○株式会社之印と刻みます。

代表取締役の個人印

【用途】
代表取締役個人が、会社を代表して契約書に署名・押印する場面などで使用されます。
万が一、個人印が不正に使用されると、会社にも損害が及ぶ可能性がありますので、私的なものとは明確に区別しておくことが大切です。

【サイズや形状】
規定なし。
代表者個人の名前を刻印します。

銀行印

【用途】
銀行に登録する印鑑です。
代表者印と兼用もできますが、万が一のリスク分散のために別にしておくのが一般的です。

【サイズや形状】
規定なし。

社名入りのゴム印(任意)

正式な印鑑ではなく補助的なもので、住所や電話番号、会社名などをまとめて押せるようになっています。
書類への記載を効率化できるので、1つ作っておくと便利です。

印鑑一覧表

印鑑の名称印鑑の形式ルール作成必要かどうか
代表者印(丸印)あり必要
会社印(角印)あり必要
代表取締役の個人印なし必要
銀行印なし必要
社名入りのゴム印なし必要ではない。利便性向上のため作成。

会社の印鑑まとめ

かなえ:「会社の印鑑をみたら会社ができる実感がますますわいてきそうですね。」

いち:「気持ちは分かります。
会社を作る上で、目に見える最初のものが印鑑ですからね。

さて、次回はもっと実感がわいてくると思います。
今までよりも難易度が高くなりますので、心の準備をしておいてくださいね。
次回は、会社のルールブックである定款(ていかん)を作成しましょう!

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