株式会社設立までの流れ -ひとり会社設立編5-

登場人物紹介

いち
行政書士事務所所長の行政書士
かなえ
起業の夢があるWEBデザインの会社に勤める30代女性
両親が相続の相談をしたことがきっかけでいちと知り合った

※文中の赤文字は専門用語です

かなえ株式会社設立を決める

かなえ:「ずいぶん悩みましたが、思い切って株式会社を設立することに決めました
分からないことが多いのでこれからもいろいろ教えてください!」 

いち:「決断なさったんですね!

会社の設立は、専門用語が使われた書類をいくつも用意しなくてはならなかったり、税金や法律の話があったりといろいろと大変なところもあると思います。
でも、手順は決まっているので、難しい部分は限られています。

できるだけ分かりやすく説明しますので、分からないことがあったら何でも聞いて下さいね。」

かなえ:「はい!頼りにしています!
…では早速ですが、聞いてもいいですか?
これから私がやることになる株式会社設立までの一連の流れを知りたいんです。」

いち:「承知しました。
では今回は、株式会社設立までの大まかな流れをチャートでご説明しましょう。」

株式会社設立チャート

いち:「step9の商業登記の完了をもって株式会社の設立が認められます。

ただし会社をスタートさせるのに実務上法人口座の開設は必須ですし、税務署や年金事務所への届け出など提出が義務付けられているものがありますので、そこまでをチャートに含めてみました。」

かなえ:「設立後にも結構やらないといけないことってあるんですね。
会社の設立がゴールではなくてむしろスタートなんだ、という気持ちがわいてきますね。」

いち:「その通りです。
設立直後はやることが集中してしまうので、手続きの順番や提出期限をあらかじめ整理しておくと、後々が楽になりますよ。

次回は、step1.発起人の決定と、step2.会社の基本事項の決定を詳しく説明しましょう。」

タイトルとURLをコピーしました