法人口座を申し込む・ひとり会社設立編XII

会社の設立

かなえ

無事に登記が完了しました!
creativeK株式会社の誕生です!!

かなえ

登記種類にたくさん補正が入りましたけど…

いち:「おめでとうございます!
ひとりで成し遂げましたね、素晴らしいと思います。」

かなえ:「どうもありがとうございます!
おかげ様で何とかなりました。」

いち:「実際に事業を始めるにはもう少しだけやらなくてはならないことがあります。
まずは法人口座の開設の手続きをしましょう。」

法人口座の開設

いち:「登記事項証明書印鑑証明書の取得は済んでいますか?」

かなえ:「はい、登記事項証明書は受け取りまで結構時間がかかりましたけど当日受け取れました。
郵送でも受け取れるみたいですね。」

いち:「では早速使いましょう。
法人口座開設には以下のものが必要になります。」

法人口座開設に必要なもの

①登記事項証明書

②定款のコピー


③会社実印


④会社実印の印鑑証明書


⑤代表取締役の身分証明書


⑥銀行印

※金融機関によって違う場合があるので要確認

いち:「法人口座開設と個人口座開設の大きな違いは面談があることですね。
金融機関によって内容に違いはあると思いますが、概ね代表取締役個人のことや事業内容を聞かれているようです。
ここまでやってきたら問題はなく答えられる内容だと思いますが、一応ご自身の考えを整理しておいた方がいいでしょう。
その後の審査に通れば法人口座が開設されます。」

かなえ:「個人口座のようにすぐ開設できるわけではないんですね。
審査ということは審査に通らないこともあるんですよね…?」

いち:「残念ながら審査に通らないこともあります。
その場合は他の金融機関に申し込んだり、個人口座で事業を始めることもできますのであまり気負わないでいいと思いますよ。」

かなえ:「事業が始められなくなるわけではないのならそんなに思いつめる必要はなさそうですね。
お取引する金融機関を選ぶ目安ってあるんでしょうか?」

いち:「どの金融機関を選んでも問題ありませんが、資本金を払い込んでいたり個人での取引実績が長くある金融機関だと審査に通りやすいかもしれませんね。
なかなか判断が難しいですけど、融資実績を見て融資が受けやすいかどうかを考えるのも一つの目安になります。」

まとめ

かなえ:「ずっと利用している地方銀行にしようかな。
資本金の払い込みもしていますし。」

いち:「地方銀行はいいですね。
都市銀行と比べて中小零細企業は何かしら相談がしやすいと思います。

次回はひとり起業の最終回です。
保険や年金、税金の届出のお話をします。」